退院から1か月過ぎて

 最近知り合いから「池田さん、病人の顔から、普通の健常者の顔になったね」と言われました。また、通所リハの先生からも「池田さんの最近の進歩は素晴らしいので報告書に書かせてください」とも言われました。先生曰く、「池田さんが初めて来たとき、暗く落ち込んだようすで、にこりともしないし、これからどう接すればいいか皆さんで悩まれていたそうです。「今はすっかり明るくなってよく話されるし、全く別人のようです。」と。実際、退院したばかりのころは、生活環境にも慣れていなかったし、直ぐに社会復帰を迫られていたし、精神的にかなり追い込まれていたのです。

 私が普通の会社員なら、傷病手当も出て、ゆっくり体力の回復を待って仕事にも出ればいいのでしょうが、個人経営者の身であれば、生活費のために1日でも早い社会復帰、すなわち塾の再開をしなければならなかったのです。私は退院直後は体力が戻らず、すぐに疲れて何もする気が起きなかったのです。銀行からも容赦ない催促にしかたなく塾の再開を急がざるを得なかったのです。説明会の日程を決め、みんなに連絡したら、授業ができるだろうかという不安におしつぶされそうになりました。授業のリハは病院でも行っていましたが、教室の環境がまったくできていな授業ができるかどうか焦っていました、退院直後の私は、自宅の裏にある教室まで20メートルの距離を一人で歩いていけないほどでした。わずか20メートルの間に5回くらいつまずいてコケそうになるし、途中ある3段の階段は妻の付き添いがないと絶対に登ることも降りることもできなかったのです。妻の付き添いは不可欠でした。妻は公文の先生なので教室の中での付き添いはできません。

夕方の一番忙しい時に妻の手を取ることはできなかったのです。問題は山積みでした、そんな状況で精神的にどんどん追い込まれていきました。そんな時通所リハが始まったのです先生方が心配したのは当然です。①塾までひとりで行けない。②授業中は誰も見守りがいない。③教室にはどこにも手すりがない。④コピーすらまともにできない。こんな状況でも銀行の突き上げは容赦なく続きました。妻との関係もぎくしゃくしてきました。私は、1日の行動が妻なしでは成り立たなかったのです。朝ご飯、昼ご飯夕ご飯は言うまでもなく、お風呂も一人でで入れず、妻は一日中私にかかりつけで、自分の仕事もできない。私は、歩くことが苦手で、退院直後に屋外で1回、屋内で3回も転倒していました。幸いけがはなかったものの、妻の私の足ににたいする不安は相当なものだったと思います。私は妻の足かせになりたくなかったので屋内で歩行訓練の自主トレに明け暮れました。家が狭く片道5メートルを行ったり来たり毎日1000歩を目標に頑張りました。モルモットがかごの中で行ったり来たりするように私はただひたすら毎日1000歩目指して頑張りました。途中から、つえを使わずにどれだけ歩けるか興味深くなり慎重に転ばないよう杖を浮かせて歩く練習にかわりました。

そのころ、訪問リハの先生に杖なし歩行の成果を見てもらいましたところ、叱られるかと思いきや意外と歩き方が安定してきたとほめられたのです。(ここでお断りしておきますが杖なし歩行は、危険なのでだれにも勧められるものではありません。)私の場合、左足に体重がしっかりのっていて理想的な歩き方ができているとのことでした。入院中、PTの先生によく、体重がのっていないと注意をを受けていましたが、つえを使わないことで結果的にその練習がうまくいったのかもしてませんが私の1000歩自主トレは、今も続いています。入院中メンタルがやられたときには音楽が救ってくれました。中島みゆきの「時代」を何度も聞いて元気づけられました。今は、ユーチューブで「元気の出る音楽」を聴いて勇気づけられています。AKB48の365日の紙飛行機生き物係には勇気づけられます。塾再開の説明会が近づく中少しずつ環境を変えました。父に玄関に手すりをつけてもらい、教室の教壇のところに据え置き式の手すりをつけてもらったら環境が激変しました。そして、プロジェクターに書画カメラをつなぎ手元から白板に板書できるようにしたのです。

これで立ったり座ったりしながら授業しなくて済むようになりました。やっとこれで安心して授業ができると思うとあれだけ重くのしかかっていたプレッシャーから一気に解放されました。8月16日の説明会の日に一旦塾を止めていた生徒の姿を見て、9月から普通通り週2回の授業が始まることが決まりました。通所リハの先生はお風呂が一人では入れるよう訓練しくださいましたこの入浴訓練は入院中もしていたのですが退院直後の体力低下と精神不安からお風呂に一人で入るのが怖かったのです。そんな中、塾に行く途中の階段に手すりがつき、また一つ環境が整いました。1000歩行自主トレの成果か、私の歩行は劇的に改善されほとんどつまずかなくなり手すりのおかげもあリ一人で塾までか通えるようになったのです。お風呂も一人では入れるようになり、妻の負担も劇的に減ってきました。生活環境が整うと不思議と精神的な不安も解消されメンタルも安定してきました。今では昼はイーラーニングの制作、夜は塾と忙しく仕事ができるまでになりました。また、最近、西リハはのカラオケ友達とツイッターでつながり元気をいただいています。私も彼女のようにみんなを元気づけるような活動ができればいいと望んでいますのでアメブロと池田塾のブログで発信しようと考えています。皆さんよろしくお願いします。

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